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会員限定販売:全国銘酒(吟醸酒)一覧 2021年度版

¥500 税込

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 全国新酒鑑評会は、毎年4月下旬から5月中旬に掛けて開催される。明治44年の第一回開催以来、2回の中止を除いて毎年続けられ、令和3年(R3:酒造年度:=R2年度)で109回を迎えた。主催は、旧国税庁醸造研究所で開始され、平成13年度から、独立行政法人化され酒類総合研究所で開催されている。この新酒鑑評会は、吟醸酒の品質を競う唯一の権威ある公的な全国大会である。今年の大会は、昨年の春先からのコロナウイルス感染症の感染拡大で、昨年は内部関係者の予審のみで入賞蔵(銀賞)のみの選定となった。今年は感染防止対策を行い、結審まで行い銀賞・金賞を確定した。 この鑑評会への出品は、昭和49年以来製造蔵一場一品とされ、予審通過(銀賞)の中から、結審で金賞が決定する。平成13年に1,133蔵の最高出品数を記録したが、以後蔵数も毎年漸減し、本年(R2酒造年度)は、821蔵であった。その内、入賞蔵(銀賞)413蔵、金賞207蔵となった。 一覧表の入賞回数に関しては過去10年間に限定して、入賞成績を金賞3点、銀賞(入賞酒)2点として集計し、合計得点数で5段階に分け、一覧表で入賞蔵を全蔵掲載した。過去の入賞常連蔵の懐かしい蔵を全国から261蔵、農大品評会(S36~S51)のダイヤモンド賞受賞銘柄62蔵、全国清酒品評会(M40~S13)名誉賞受賞蔵85蔵を紹介する。加えて、県別(にべスト1~2位 = 98蔵を掲載した。10年間の掲載入賞蔵の合計は860蔵になる。 醸してくれた人と環境に思いを馳せ、ウマ酒を求める品のある「のん兵衛」にとっては、最近の入賞実績が総合技術を推し測る一つの目安となることは否めない。 近年、清酒の需要は全体として減少しているが、吟醸酒をはじめとする高級酒は増加傾向を示している。この鑑評会入賞酒(蔵)に対する国内外からの消費者の関心は高まる傾向にある。 筆者は造り酒屋と製麴機器メーカーを親戚に持ち、学生時代から情報収集を始め、1992(H4)に故堀井秀治氏(会社の先輩)の協力を得て、初版「酒を呑むならウマい酒」を世に出した。それ以来、2008年まで毎年版を重ね16版まで出版し、その後、2012年(17版)を単独出版した。18版は、2019年に有志の賛助を得て出版を実現し、2020年(19版)、本年2021年(20版)と版を重ねる幸運に恵まれた。 本年に延期されたオリンピックでも、無観客でアルコール提供もままならない。しかし、日本酒は独酌でも「おもてなし文化」に色を添える最高のお酒になることと思う。当資料が、この貴重な日本の醗酵(二段醸造)の伝統技術の伝道書となることを祈る。 なお、出品していない蔵、或いは吟醸酒を作っていない蔵など、銘酒は地方にまだ根強く残っている。 また、「のん兵衛の常識」は知っていると得するお酒情報を巻末に示した。 この表が絶対的なものでないことを肝に命じて、その地その店で一献傾けていただければ幸いである。 令和3年8月吉日  編者: 塩田 耕三