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全国銘酒(吟醸酒)一覧 1997年度版

500円

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 全国新酒鑑評会は、毎年5月に国税庁醸造研究所で行われる。この研究所が一昨年東京都北区滝野川から東広島市に移転し、平成7年は中止となつたが、それ以外は終戦の昭和20年を除いて、明治44年以来連綿と続いており、本年 (H9年)で85回目を迎えた。  この新酒鑑評会は、杜氏が精魂を込めて醸した吟醸酒の品質を競う唯―の権威ある全国大会である。各地域11の国税局で行われる地方予選を勝ち抜いた銘酒が一堂に会し、予審通週 (銀費)の中から結審で金賞が決定する。 本年(平成8酒造年度)の金賞受賞酒は、一昨年・昨年より減少して、金賞210銘柄 (225蔵 )、 予審通過の銀賞167銘柄 (178蔵)という結果であつた。  本鑑評会での金賞受賞酒で、何回も金賞を受賞するということはその蔵元の実力と熱意を示すものと考えられる。ウマ酒を求めるのんべいにとつては、最近の入賞実績が杜氏の技倆を推し測る一つの目安となることは否めない。  このような観点から、編者らは過去20回の全国新酒鑑評会の入賞データを県別に整理し、特に最近の10回については金賞受賞回数別に分類して、全体を把握できることを主眼に一覧表を作成した。入賞以外の地酒の銘酒を補足し、掲載銘柄数は 1,282種、全国蔵元数の半数以上となつている。また、戦前の全国清酒品評会等で優秀な成績をおさめたものは別枠で示し、吞兵衛の常識として参考資料を加えて、折りたたみのポケットサイズに纏めた。  本表は、毎回新酒鑑評会が終わる度に改訂し、発行を重ねている。ウマ酒を追求される憂飲家諸氏にこ活用いただければ幸いである。 編者 :堀井 秀治・塩田 耕三 【補 足】 日本酒の杜氏の流派は、32流派にのぼる。地域の名士がお抱えの杜氏と蔵人を抱え、地産地消で、コメ、麹、酵母(蔵菌)、水、人など、ほぼすべてを地元で調達して作ってきた地酒が、人々の労いの酒になったのである。

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