全国新酒鑑評会のデータをまとめ直し出版する最強のコンビの相方(堀井秀治先輩)が逝去され、2008年から3年間の一人遊びを続けてきました。当資料の根強いフアンの要請で、この度、再度日本の醗酵(二段醸造)の伝統技術が織りなすこの「ウマ酒」のデータを多くの方々に知っていただくために出版することと相成りました。
「日本酒のバイブル」をお送りします。街に繰り出すのに好都合なポケットサイズです。公的機関の主催する唯一の全国新酒鑑評会の大会成績を、明治44以降調査し続け、最近の10年間のデータを一枚の表にしました。本年(H24=H23酒造年度)は、出品数876蔵の内、金賞247蔵、入賞蔵(銀賞)428蔵という結果でした。金賞(3点)、銀賞(2点)として、10年連続金賞受賞で、最高30点で表記してあります。受賞蔵全体を受賞回数で5ランクに分けて県ごとに示してあります。
この鑑評会入賞酒(蔵)に対する関心は高まる傾向にあり、ワインの世界大会でのグランプリ連続受賞にも現れています。海外からの注目度は益々高まり、日本食の健康嗜好と共に世界に広まっています。
日本酒は一升瓶で一蔵18種類前後の商品が出されています。受賞蔵だけで876蔵です。美味しい酒を探すにも当資料は参考書となるはずです。一人酒、涙酒、手酌酒、ほろり酒、男酒、女酒、祝い酒と、日本酒は人に寄り添い頂ける最高のお酒です。
ただし、一生に飲める量には限界があります、「どうせ呑むならうまい酒」を適量頂く、これに限ります。