日本酒の素晴らしさを、銘柄で俯瞰できるように一枚ものの資料に整理した「日本酒のバイブル」をお送りします。街に繰り出すのに好都合なポケットサイズです。公的機関の主催する唯一の全国新酒鑑評会の大会成績を、明治44以降調査し続け、最近の10年間のデータを表にしました。金賞(3点)、銀賞(2点)として、10年連続金賞受賞で、最高30点と表記してあります。受賞蔵全体を受賞回数で5ランクに分けて県ごとに示してあります。
この鑑評会入賞酒(蔵)に対する関心は高まる傾向にあります。海外からの注目度は益々高まり、日本食の健康嗜好と共に、世界に広まっています。海外から若者が杜氏の修行に蔵に入ったり、国際会議で吟醸酒が振舞われたり、国内外の高級レストランに、「Rice Wine」或いは「GINJYOSHU」というメニューが出されています。
2020年のオリンピックで日本酒は「おもてなし文化」に色を添える最高のお酒になることと思います。この貴重な日本の醗酵(二段醸造)の伝統技術が織りなすこの「ウマ酒」の受賞成績データと「のん兵衛の常識」を多くの方々に知っていただきたいとの思いで毎年継続しております。
日本酒は一升瓶で一蔵20種類前後の商品が出されています。受賞蔵だけで871蔵です。美味しい酒を探すにも当資料は参考書となります。一人で孤独を楽しむもよし、親しい友と、故郷を想い、恩師を訪ね、お祝い、お祭りにと、頂く機会は多い。
ただし、一生に飲める量には限界がある、「どうせ呑むならうまい酒」これに限る。